千利休御誕生500年記念茶会の開催に寄せて

『利休さまの御心と共に』 ~心と心の通い合い~

特別協賛 

●とき 11(木)文化の日 10時~12時

●会場 勝福寺境内

PDF 千利休御誕生500年記念茶会チラシ(表面) (裏面)

※新型コロナの感染状況により、やむをえず急遽中止の
 場合があるかも分かりませんが、何卒ご了承ください。


千利休

『正木美術館』ご所蔵の千利休像(重要文化財)を参照させて頂き、絹本京繍にて謹製

本年、令和4年は茶の湯の世界を確立した茶聖・千利休さま(戦国時代~安土桃山時代1522~91)の御誕生500年という慶事を迎えています。


 利休さまは大永2年(1522)、大阪・境の高名な商家にお生まれになりました。利休さまが16歳の頃、父君であられる田中与兵衛の勧めで茶の湯の世界に入門、18歳になると茶の湯の第一人者、武野紹鴎に弟子入りをしますが、利休さまの優れた叡智と豊かな感性は群を抜いており、やがてわび茶を大成させるのです。

 52歳で織田信長の茶頭となった利休さまは、後には豊臣秀吉の茶頭としても活躍したことは世間に広く周知されているところです。

 さて、このたび勝福寺におきまして千利休御誕生500年記念茶会を開催させて頂くご縁に恵まれました。利休さまは常より直心の交わり、つまり「心と心の通い合い」を大切にされた人格者でもありました。現代の社会は人と人との諸関係が希薄になりつつある中で、利休さまは私たちに「今人として大切なことは何か」と問いかけておられるような気がいたします。

 当日は表面でご案内いたしておりますお茶会とお接待をはじめ、室内におきましては画像の千利休像を中心に、勝福寺所蔵の茶道具を僅かではありますが展示いたします。併せてどうぞ、ご観覧ください。

 なお、この利休像は御誕生500年の記念として、『正木美術館』(大阪)所蔵の(重文・長谷川等伯筆 / 1583)を参考にさせて頂いて、京繍にて誂えたものです。巾8寸(約24cm)、丈1,76尺(約53cm)と小ぶりながら、職人魂を感じることの出来る逸品です。ちなみに、利休さま御年62歳のお姿として伝えられています。

 最後に、住職の私が未知で経験不足なことから十分な配慮が行き届かないところもあろうかと思いますが、ご来寺の皆さまと共に、利休さまの御誕生500年をお祝いいたしたく存じます。どうぞ、本茶会をお楽しみ頂きまして心と心の通い合う一期一会になることを願っております。 

合掌
令和4年10月1日 改

勝福寺住職 江原義空拝

◎と き 令和4年11月3日(木)文化の日 10時~12時
◎場 所 勝福寺境内
◎お茶席 一席 300円 御菓子は、総社市内にあります んによ洋菓子です。(数量限定100)

・お茶会のお点前とお運びは、勝福寺の子ども茶道教室(小学生~高校生)が務めさせて頂きます。
・その他、境内におきまして「うどん」と「ポップコーン」のお接待があります。(数量限定100)
※新型コロナの感染状況により、やむをえず急遽中止の 場合があるかも分かりませんが、何卒ご了承ください。
■お問い合わせ TEL.0866-96-0615


勝福寺ご本尊イメージキャラクター