福寺芝居 

平成24年11月7日開館

平成26年6月更新

紙芝居の上演につきまして

勝福寺ではご観覧希望の皆様に、仏教系の紙芝居を上演致します。基本的には勝福寺での上演になりますが、総社市内など近郊であれば出前させて頂くことも可能です。幼稚園、保育園、小・中学校、さらには公共の施設まで出来るだけ幅広く対応させて頂ければと思っておりますので、お気軽にご相談ください。紙芝居の上演は、無料です。
勝福寺に所蔵しております紙芝居を順次リストアップしてまいります。ご関心のある紙芝居をリクエストしてください。

*休演日は毎週火曜日の午前中、毎月28日、毎月第2・第4土曜の夕方です

お問い合わせ・お申込みは

電話 0866-96-0615(勝福寺)まで


新刊が入りました!

1番 「おしゃかさま」❶
おたんじょう

脚本:絵 諸橋精光 製作:鈴木出版

インドの北に釈迦国という小さな国がありました。長いあいだ子宝に恵まれなかったお妃のマーヤーさまでしたが、ある晩、白い象が体に入る夢を見ました。それは立派な王子が生まれるしらせでした。出産のため、マーヤーさまが故郷に帰る途中、立ち寄った花園で目にした美しい花に手をのばそうとしたとき、元気な赤んぼうが生まれました。4月8日のことでした。

2番 「おしゃかさま」➋
四つの門

脚本:絵 諸橋精光 製作:鈴木出版

りりしい若者に成長した王子でしたが、もって生まれたかしこさからか、もの思いにふけることが多くなりました。気晴らしのため城の外に出てみると、「老人」「病人」「葬列」に遭遇し、誰もが避けては通れない現実にふれ、ますます思い悩むようになりました。やがて「修行者」に出会った王子は、その姿に感動をおぼえ、なにもかもを捨てて出家する決意をしたのでした。

3番 「おしゃかさま」➌
おさとり

脚本:絵 諸橋精光 製作:鈴木出版

王子は6年ものあいだ、苦行にうちこみましたが満足する答えは得られませんでした。そこで苦行をやめ、菩提樹の下で禅定に入りました。すると、人間を苦しめる数限りない迷いの心が悪魔にすがたをかえて王子に襲いかかりました。しかし、王子はそれらに打ち勝ち、迷いと欲望から解き放たれ、ついに悟りの境地を得て、おしゃかさまになられました。35歳、12月8日のことでした。

4番 「おしゃかさま」❹
ねはん

脚本:絵 諸橋精光 製作:鈴木出版

おしゃかさまは80歳になるまで教えを説いてまわりました。やがて、病気のためクシナガラの林で休むと、「わたし亡きあとは、わたしの説いた教えをわたしだと思いなさい。教えのかなめは、欲にとらわれず、自分を調えることにあります」といって、静かにお亡くなりになられました。それから2500年以上たったいまでも、その教えはわたしたちの心に受け継がれています。

⑤番 じょうどうえ
おしゃかさまのおさとり

脚本:絵 金田卓也 製作:鈴木出版
編集(社)日本仏教保育協会

内容(ないよう)成道会(じょうどうえ)は、おしゃかさまが、さとりを(ひら)いてブッダ((ほとけ))となられたことをお(いわ)いし、その(とうと)(おし)えに感謝(かんしゃ)をする()です。お(しろ)(なか)王子(おうじ)として何不自由(なにふじゆう)ない生活(せいかつ)(おく)っていたシッダールタは、ある()(しろ)(そと)(あそ)びに()て、(ろう)(びょう)()という人生(じんせい)()をまのあたりにしました。どうすれば、ひとはみな(しあわ)せになれるのか。その答えを見つけるため出家を決意します。
苦悩(くのう)のすえ、35歳でさとりを(ひら)き、ブッダとなるまでの日々(ひび)(えが)きます。

⑥番 小僧さんの地獄めぐり

脚本:絵 諸橋精光 製作:鈴木出版

内容(ないよう)()上手(じょうず)小僧(こぞう)さんが急病(きゅうびょう)()なり、お葬式(そうしき)のさなかに()(かえ)る。(おどろ)和尚(おしょう)さん小僧さんは、地獄(じごく)(おそ)ろしさを人々(ひとびと)(つた)えるため閻魔大王(えんまだいおう)依頼(いらい)で地獄を(めぐ)ってきたという。そして、恐ろしくむごたらしい地獄のありさまと()()数々(かずかず)(かた)(はじ)めた。(ふる)くからお(てら)(おこな)われてきた絵解(えと)きを迫力(はくりょく)ある紙芝居で再現(さいげん)する。

⑦番 おひがん
つきのウサギ

脚本:絵 諸橋精光 製作:鈴木出版
編集(社)日本仏教保育協会

内容(ないよう)…お(なか)をすかせて(こま)っている(たび)のお(ぼう)さんに、なにかほどこしをしたいと(かん)えた4(ひき)動物(どうぶつ)たち。カワウソもヤマイヌもサルも、首尾(しゅび)よく()(もの)をみつけることができましたが、ウサギはどんなに(さが)しても、とうとう、お坊さんにほどこすものをなにも()つけることができませんでした。そこで、ウサギが考えた方法とは…。
仏教(ぶっきょう)(おし)えである布施(ふせ)をテーマに、自分(じぶん)のたいせつなものを()てても、困っている(ひと)(たす)けようとしたウサギの気持(きも)ちを(えが)きます。

⑧番 くもの糸

原作 芥川龍之介
脚本:絵 諸橋精光 製作:鈴木出版

内容(ないよう)地獄(じごく)()(いけ)(くる)しむ犍陀多(けんだた)眼前(がんぜん)に、1本(いっぽん)(ほそ)いくもの(いと)がおりてきた。この糸をのぼっていけば、地獄からぬけだせるにちがいない。犍陀多はくもの糸をつかむと、(うえ)へ上へとのぼりはじめた。しばらくして眼下に()(こら)らすと、無数(むすう)罪人(ざいにん)たちが、くもの糸をよじのぼってくるではないか。それを()た犍陀多は…。人間(にんげん)のエゴイズムをテーマにした芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)名作(めいさく)が、紙芝居になってよみがえる。

⑨番 おだいしさま

脚本 智山保育連合会
絵 牧宥恵

内容(ないよう)讃岐国屏風ヶ浦(さぬきのくにびょうぶがうら)現在(げんざい)香川県善通寺市(かがわけんぜんつうじし))に生まれ、本格的(ほんかくてき)密教(みっきょう)を日本に(つた)えた弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)さま。密教の(おし)えで人々を(すく)うとともに、(だれ)でも(まな)べる学校(綜芸種智院(しゅげいしゅちいん))をつくり、氾濫(はんらん)をくり返す満濃池(まんのういけ)修築(しゅうちく)するなど、つねに人々の(しあ)せを(ねが)った、おだいしさまの生涯(しょうがい)をたどる。

⑩番 はなまつり
おしゃかさまのおたんじょう

脚本・絵 金田卓也
編集 (社)日本仏教保育協会 製作 鈴木出版

内容(ないよう)(はな)まつりは、いまからおよそ2500年前、仏教(ぶっきょう)開祖(かいそ)、おしゃかさまが、この()誕生(たんじょう)されたことをお(いわ)いする行事(ぎょうじ)です。花まつりには、どうしてお(どう)を花で(かざ)るのでしょうか。誕生仏(たんじょうぶつ)はなぜ、右手(みぎて)(てん)を、左手(ひだりて)()()しているのでしょうか。なぜ、甘茶(あまちゃ)をそそぐのでしょうか。おしゃかさまの誕生を(えが)いた物語(ものがたり)をとおして、花まつりの行事の由来(ゆらい)(たの)しく(まな)べます。