Gikoohの見聞記
「勝福寺の大木を剪定」の巻
8月29up
8月29日(木)、かねてより懸案事項となっていた境内の大木「モミの木」と「杉の木」の選定作業を開始しました。剪定にあたり境内という立地条件から周囲の建造物や倒木等の敬遠がされ、Gikoohが勝福寺に入山して以来十数年、ほとんど手を入れることなく年月が経ちました。
しかし、近年の海水温度の上昇等、環境悪化の影響から台風も威力を増し、その他様々な被害が心配されるようになりました。それに伴い、勝福寺においては一番気になるのは境内の大木。万が一、暴風雨で倒れたりすると大変な被害を被ることが予想されます。そのような中で、今夏、Gikoohは剪定をしなければと思いました。近年、岡山県においては台風の甚大な被害が出ていませんが、今秋あたりは来るかも知れないと思うとこれ以上先延ばしには出来ませんでした。何事も事が起こる前に手を打つのがGikooh流です。
ところが、岡山県南で大木を扱える植木職人は意外に少なく、その中から腕の良い職人さんを見つけるに時間を要しましたが、ある朝ふと、Gikoohの心の師、林鶴山さんと御懇意にされている植木屋さんの親方のことが頭を過り、これは虫の知らせかも知れないと親方へ問い合わせた結果、難しい現場での作業を受けて下さることになりました。今回はそんな作業中の様子をupしたいと思います。
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8月29日朝。28日剪定前の様子
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29日朝9時半作業開始。鐘楼の屋根が傷つかぬ配慮が有難かったです。
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その他、お地蔵様や鎮守堂も丁寧に養生して下さいました。
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16mの長いハシゴ。さらにこの上部にまだハシゴ。
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剪定前は物凄く鬱蒼としています。これはモミの木。そして大きな実。
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30日(金)、この日は雨が降ったりやんだりと不安定な空模様となりましたが、雨具を来て作業。
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茂った枝を梳き、さっぱりしました。これ以上梳くと木全体に負担がかかるため、あとは枝を整える程度で終わるそうです。良い感じです。
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9月2日(月)。養生を徹居。
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一時的に移動していた六地蔵様をもとの位置へ。
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剪定作業無事に終了。
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本当にすっきりしました。
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6月4日(水)早朝。鎮守堂へ作業の無事をご報告。