第4回 勝福寺寳燈展

香の世界

会期 平成25年4月20日(土) 天気晴れ→雨


File.1 全景

参道から全景を望む

File.2 山門

提供写真

File.3 香合各種と純銀製の御所車(香箪笥)

提供写真

File.3 不動香合

平櫛田中氏が晩年に彫刻された不動香合。奈良・東大寺の改修古材で作られています。

File.4 展示会場(1)

香箪笥、香木、伽羅船、象牙香炉、香道具等、多くの道具を展示しました。

File.5 聞香体験コーナーの一部

机上に並んでいる白い筒は電池式香炉で「こづつ」といいます。本展の為に、京都・松榮堂様より10個もお借し頂きました。炭を用いず単3電池4本で、御香をくゆらせることが出来る優れものです。聞香体験ではベトナム産の沈香や、インドマイソール産の白檀を体験して頂きました。多くの方々が聞香は初めの体験だったようで、その希少な香りの奥深さに魅了されていました。

File.6 煎茶のお接待席

煎茶は勝福寺の総代さんとGikoohでおもてなしをさせて頂きました。お抹茶は凛とした雰囲気で、お煎茶はお話を交わしながら、いずれも直心の交わりを大切にする楽しい空間です。

File.7 お茶席

今年も多くのお客様にお越し頂きました。点前座の畳の敷き様ですが、この部屋は茶室としての正式な間取りでないために、本義とは異なります。悪しからず…。(提供写真)

File.8 匂袋作り体験コーナー

老山白檀、塗香、和漢香料の大茴香、かっ香、龍脳、甘松、栂、丁子、桂皮、山奈等、様々な香料を用いて、自分好みの匂袋を作って頂きました。匂袋は近年流行しておりますが、Gikoohは茶室や寝室に置いてリラックスしています。(提供写真)

File.9 囲碁、将棋体験コーナー

予想以上に人気コーナーとなりました。初めての対戦相手でも、心が通じ合うようです。

File.10 記念文化講演

講師の先生は、世界遺産高野山で香老舗を営まれてる大師堂店主、高梨晃瑞様をお迎えし、約1時間にわたり香に感ずる様々なお話を頂きました。

File.11

世界中の香木の現況や、日本における香の現況等、興味深く拝聴しました。

File.12 伽羅木

伽羅・沈香・白檀の香木について説明。今の時代において、天然香木がいかに貴重かを知らされました。Gikoohも仏前に刻んだ香木を毎日薫じられることを大変有難いことだなと思いました。

File.13 香木を客席に回しています

皆さま、興味深そうです。会場は良い香りに満ちていました。

File.14 高校時代からの友人の吉岡君(岩国・萬徳院住職)

現在は住職を務められる傍ら、茶道人としても活躍しています。遠路、錦帯橋で有名な岩国から応援に来てくれました。彼が近くにいてくれるだけで、Gikoohの心は凪ぎ、安心出来る大きい存在です。

File.15 寳燈展前日

総社市長の片岡聡一様に本年もご来山頂きました。ご公務が大変多用のなか、毎年ご来山頂けるので有難いです。この写真は、匂い袋の体験コーナーにての雑談模様です。何と、座布団がないことにこの写真を見て気が付きました。市長様、大変失礼致しました。

File.16 お抹茶のお接待

市長様に娘がお運びをさせて頂きました。娘にとってあまりに貴重な茶道デビューとなりました。(写真提供:総社市役所秘書室)
こうして第4回寳燈展も無事に終えることが出来ました。毎年続けられるのは、お手伝い頂く方々、関係者各位様の支えあればこそで、本当に感謝しております。次回の寳燈展は煎茶道具と文房具の世界を取り上げてみたいと思います。