第5回 勝福寺寳燈展を振り返って

煎茶道具と文房清玩の世界

5月15日up

平成26年4月19日(土)、当山において第5回勝福寺寳燈展を開催しました。今回は、煎茶道具と文房清玩の世界をテーマに、それらの道具を約100点ほど展示しました。この度は事前に地元の山陽新聞で取り上げて頂いたこともあり、多くのご来山者様で賑わいました。ご来山頂きました皆さま、有難うございました。

写真はGikoohが撮影したもの、またお客様よりご提供頂いたものを紹介します。

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早朝の参道から。この日は、1日中天候に恵まれました。

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毎年、同じ檀家さんに御寄花頂いています。有難いです。

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39畳の会場内。煎茶道具、文房清玩(文房具)とその周辺道具を約100点展示しました。

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会場内。林鶴山さんの道具が一層雰囲気を優雅にさせます。

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煎茶道具のしつらい

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茶碗、茶銚、茶筒、茶則、湯沸かしなど、煎茶道具を陳列しました。

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文房清玩。硯、筆、紙、筆を中心に墨、水滴、刀子(ペパーナイフのようなもの)、硝子ペン等々を陳列しました。文房具は風雅な生活を支える大切な道具です。

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風炉先屏風と茶風台。画は林鶴山さん。茶風台も同じ。

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葦に蟹の図の掛軸と栗の文机。

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場面は変わって茶室にて。お茶席が始まる前に、まず御本尊様への供茶を行いました。

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点てられたお茶を御本尊様へ。

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場面は変わって会場内の煎茶席。この日は盛況となり、お客様の途切れることはありませんでした。有難いことです。煎茶を振る舞って頂いたのは、勝福寺の総代さんです。久代地区では10年ほど前まではこのようなスタイルで煎茶を楽しむ光景がそこかしこで見受けられましたが、最近では珍しくなりました。

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会場。囲碁や将棋コーナーも併設。穏やかな雰囲気です。

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また場面は変わって茶席。この日は3名でお点前をさせて頂きました。まずは、Gikoohと共に茶道のお稽古をさせて頂いているご婦人。

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次の点前は、Gikoohの高校時代からの腹心の友、山口県の吉岡僧正。彼の茶道歴は20年近くにも及ぶ中堅です。凄い存在感です。

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そしてGikooh。この部屋は正式な茶室設計ではないために、畳の敷き様が気になるお方もおられると思いますが、御了承を。

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今年のお茶席では、兼ねてからお稽古を共にしている2年から6年までの男女8名の子供達がお運びを手伝ってくれました。次回は子供達の中からお点前をする子が育つかも知れません。

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倉敷ケーブルテレビの取材が入りました。

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穏やかな風景。

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こうして、無事に終了。次回は茶道具を中心に展開したい計画しておりますが、お道具は勿論、千利休の精神を学びたいと思っています。